漢方で夏バテ対策!①

日本の夏は暑いですよね… 日本列島は周囲を海に囲まれているため、ジメジメと湿度が高いです。
さらに近年は地球温暖化や都心部ではヒートアイランド現象の影響で気温が上昇しています。
今年は6月から猛暑日を記録し、また7月中旬からは戻り梅雨となり、ムシムシとした暑い日々が続いています。

なので、夏真っ盛りのこの時期に夏の暑さ対策を中心に、皆さまの健康に役立つようなお話をさせていただきたいと思います。

冷たい飲食による影響


『腹痛』『頭痛』『だるさ

そんな暑い日々、欲しくなるのが冷たい飲み物、食べ物ですよね。
今年は2年ぶりにコロナ渦での行動制限がなく、ビヤガーデンが2年ぶりにオープンなどとニュースにもなっていましたが、涼しい環境で冷たいビール、最高ですよね・・。
ただ、翌日になると、おなかが痛い、頭が痛い、体がだるい、というようなことになったことはありませんか?


飲みすぎだけの影響であれば数日もたてば体調が改善するはずが何日経っても体調が戻らない、そんな経験ございませんか?
果たして体調不良の原因は飲みすぎだけなのでしょうか。

病は気から

話は少し変わりますが、「病は気から」という言葉があります。
国語辞書で調べてみますと、『病気は「気の持ちよう」で重くもなるし、軽くもなるし、病は気ひとつ』と載っています。
気持ち次第で大病にもなるし、病気でもなくなる、ということですね。

この言葉を漢方医学的にとらえると、『病は気の異常から始まる』ととらえることができます。
「気」とは生命エネルギーと考えてもらうとよいと思います。
生命エネルギーは目に見えないものなので、空気と同じようなもの、ととらえることもできます。

「気」= 生命エネルギー

この生命エネルギーはどこからきているのかといいますと、まず両親からの生命エネルギーを受け取った状態で生まれてきます。
両親から受け取った気を先天の気と言っています。
その状態から成長するとともに徐々に先天の気は消費されます。
この消費した気を、呼吸をするとや、食事を摂取することで補充しています。
これらを後天の気と言っています。
先天の気とともに後天の気を補うことで生命エネルギー100%に近い状態をキープし、元気さを保っています。

以前、当ブログでご紹介させていただいた下記内容もあわせてご一読いただくと、よりイメージしやすいと思いますので、是非ご覧ください。

漢方医学の概念について

次回『漢方で夏バテ対策!②』では「やる気スイッチ!?」の内容から、ご紹介いたします。

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